原発事故から11年 寄稿(加瀬英明)

今日も、全面侵攻するロシア軍にウクライナ国民がよく耐えて、抵抗している。ロシアの蛮行に対して深く憤るとともに、勇敢なウクライナ国民を心から励ましたい。
これは天災ではなく、人災だ。
 日本にとってウクライナ危機が、台湾・日本有事の前に起ったのは、天佑神助であったと感じた。私はロシア軍がウクライナに殺到した時に、神々がいまだに日本を見離されていないと思った。
 これで日本は覚醒する。天の神、地祇のたすけだ。もし日本が目覚めることがなければ、天罰が下り、劫火によって焼かれよう。
 独立国家は自主のうえに、成り立っている。他国に安易に、国防、エネルギー、食糧の供給などを依存してはならない。
 平和が尊いと信じる人々は、日本国民の平和と生活を守るために努めなければならない。
 自衛隊は日本を守る最後の楯である。それなのにかかわらず、国民が国防に真剣に配慮することがないために、人員、制度、装備、弾薬量のどれをとっても不十分であって、寒心に耐えない。陸上自衛隊は法律で13万人と定められているのに、2万人も不足している。
 ウクライナ危機によって、石油天然ガスの価格だけでなく、食品価格も高騰している。私はロシアが中東と並ぶ産油国であるために、“雪が降るサウジアラビア”と呼んできた。
ロシアとウクライナを合わせると、世界の小麦の30%、トウモロコシの18%を供給している。気象変動を理由として、ゼロ・カーボン社会をつくる混乱と合いなって、インフレが国民生活を圧迫しよう。
 日本経済の活力を維持するために、自前の信頼できる電力の供給を確保しなければならない。いま、安全な原発の稼働こそ求められている。
 岸田文雄首相には〃戦時宰相〃の気構えを、持ってほしい。